胡蝶蘭が枯れてしまった時の対処と原因・予防

胡蝶蘭はその美しさから贈り物やインテリアとして広く愛されている花ですが、植物なので当然枯れてしまうことがあります。胡蝶蘭が枯れてしまった場合には、どのように対応すべきなのでしょうか。ここでは、胡蝶蘭が枯れた後の対処について詳しく説明します。

1. 胡蝶蘭が枯れた原因
2. 蝶蘭を枯らさないための方法
2-1. 適切な環境
2-2. 適切な水やり
2-3. 適切な肥料
3. 胡蝶蘭が枯れた場合の対処法
3-1. 葉のチェック
3-2. 花のチェック
4. まとめ

胡蝶蘭が枯れてしまう原因

胡蝶蘭が枯れる原因はいくつかあります。以下にいくつかの原因を挙げてみます。

①過度な水やり：胡蝶蘭は根腐れしやすいため、過度な水やりには気を付けましょう。

②日光不足：胡蝶蘭は日光を必要としますが、直射日光が当たると葉焼けしてしまうため、適度な明るさの場所に置く必要があります。

③乾燥：胡蝶蘭の原産は東南アジアなど多湿な環境にあり、乾燥した環境では枯れてしまいます。

④病気や害虫：植物と害虫は切手も切れない関係であり、胡蝶蘭も例外ではございません。定期的に点検し、必要に応じて対処する必要があります。

⑤肥料を与えすぎ：胡蝶蘭は元々栄養の少ない環境で育っていたことから、肥料の与えすぎは逆に胡蝶蘭に負担を与えてしまいます。

これらの原因に気をつけ、適切な管理を行うことで、胡蝶蘭を健やかに育てることができます。

胡蝶蘭を枯らさないための方法

胡蝶蘭を枯らさないためには、以下の点に気を付けることが大切です

①適切な水やり：胡蝶蘭は根腐れしやすいため、適度な水やりが必要です。1週間～10日に1度を目安に常温の水を与えてください。

②日光の調節：胡蝶蘭は日光が強すぎると葉や花が傷んでしまいます。直射日光を避け、明るい場所に置きましょう。

③温度と湿度の管理：冬場は暖房器具の近くや、窓際の冷気の入り口に乾燥させないようにしましょう。また、乾燥した空気を好まないため、加湿器を利用するなどして湿度を調整しましょう。

以上の点に気を付けて、胡蝶蘭を大切に育ててください。

胡蝶蘭が枯れた場合の対処法

①葉をチェック

胡蝶蘭が枯れた場合、葉の様子をチェックすることで胡蝶蘭の状態を把握することができます。

・胡蝶蘭の葉が黄色に変色

胡蝶蘭の葉は青々しいものですが、黄色に変色してしまっている場合は葉の寿命が来ていると考えられます。寿命の場合、黄色に変色するのと同時に葉が薄くなり乾燥しています。黄色に変色した場合は葉が完全に乾燥するまで待ち、ハサミで根元から切ってください。また、新たな葉が生えてきます。

・胡蝶蘭の葉がヨレヨレに

胡蝶蘭の葉がヨレヨレで元気がなくなってくると、根腐れが起こっていると考えられます。根腐れは過度な水分の上げすぎや肥料の上げすぎなどが原因で起こってしまい、根を確認すると茶色に変色しております。根腐れが起こった場合は茶色に変色して腐ってしまった根をハサミで取り除き、健康な根のみを残し植え替えを行ってください。

・黒や白の点々ができている

黒や白の点々がついていると、ハダニやカイガラムシなどの害虫がついている可能性があります。害虫は細菌やウイルスを持ち込み、胡蝶蘭が病気になる原因にもなりますし、養分を吸い取ることで株を弱らせることもありますので、すぐに対処しましょう。薬剤を散布することで対処できますし、ハダニは乾燥を好むので葉に霧吹きなどで水を与える葉水をすることで予防もできます。

②花のチェック

胡蝶蘭の花が枯れる、もしくは萎れてしまった場合は「花がら摘み」を行いましょう。
胡蝶蘭の花がら摘みは、花を長持ちさせるために行う作業です。胡蝶蘭は一度に複数の花を咲かせることがあるため、咲き終わった花を取り除くことで、次の花が咲きやすくなります。

花がら摘みを行うタイミングは、花がしおれ始めた頃が適しています。花がら摘みを行う際には、枯れた花だけでなく、茎の先端の膨らみ状の花芽も取り除くようにしましょう。これにより、後々より多くの花を咲かせることができます。
花がら摘みを行う際には、清潔なハサミを使用し、花茎を傷つけないように注意しましょう。ハサミをライターなどで炙り、熱消毒するのがおすすめです。
花がら摘みを行うことで、胡蝶蘭は健康的に育ち、美しい花を咲かせることができます。しかし、花がら摘みを過剰に行うと、花が咲かなくなってしまうこともあるため、適度なバランスを保つようにしましょう。