胡蝶蘭の本数に意味はある?シーン別に贈りたい胡蝶蘭についてもご紹介します!
胡蝶蘭は普通の花とは違い、「3本立ち」「5本立ち」などで商品の種類が分けられております。疑問に思った方も少なくないのではないでしょうか?
また、実際に胡蝶蘭を贈る際にはどの種類の胡蝶蘭を贈るべきなのか、今回はそんな疑問にお答えいたします。
目次
- 1. 「3本立ち」「5本立ち」本数に込められた意味とは
- 2. シーン別贈るべき本数とは?
- 3. まとめ
1. 「3本立ち」「5本立ち」本数に込められた意味とは

そもそも胡蝶蘭の「3本立ち」「5本立ち」の本数は何を表しているのか、実は花がついている茎の本数を表しています。「3本立ち」であれば3株が1つの鉢に収まっています。
ちなみに、「3本立ち」「5本立ち」で特別な意味はありませんが、奇数と言う数字には意味がございます。
数字には古代中国から伝わった、奇数は陽数、偶数は陰数という「陰陽思想」の影響があり、奇数は昔から縁起が良いとされてきました。

胡蝶蘭は開業祝い・就任祝いなどのお祝いごとによく贈られる花なので、奇数である「3本立ち」「5本立ち」があるのです。
胡蝶蘭は1つの茎に10~15輪ほどの花が咲いておりますので、「3本立ち」であれば30~45輪、「5本立ち」であれば50~75輪となるため、本数が多ければその分ボリュームも増し、ゴージャス感と華やかが増していきます。
2. シーン別贈る胡蝶蘭の本数とは?
開業祝いや就任祝いなどのビジネスシーンや結婚祝いや還暦祝いなどのプライベートシーンにもお祝いの花として人気な胡蝶蘭。
「3本立ち」「5本立ち」などございますが、シーンごとにどの種類を送るべきなのでしょうか?
贈り先様との関係性によって変わってきますが、贈るべき胡蝶蘭の本数を価格を基準としご紹介いたします。
お祝い時に人気な大輪胡蝶蘭の相場は「3本立ち」が2~3万円、「5本立ち」が4~5万円ほどでございます。
① ビジネスシーン
(開業祝い、開店祝い、就任祝い、周年祝い、上場祝いなど)

開業祝いや就任祝いなどビジネスシーンで胡蝶蘭が選ばれる理由は下記の通りです。
①「幸せが舞い降りる」と言う縁起の良い花言葉
②見た目の華やかさや風格
③お手入れが簡単で1.2ヶ月持つ花持ちの良さ。
から人気となっております。
相場は1~5万円なので、法人様のお祝いに一番人気で定番なのは「3本立ち」の胡蝶蘭です。
ただ、関係性が深い特別な方へのお祝いには、さらに豪華な「5本立ち」や「特注胡蝶蘭」がおすすめです。
② プライベートシーン
(結婚祝い、誕生日、長寿祝い、新築祝いなど)

結婚祝いや新築祝いなどのプライベートシーンのお祝いには大輪胡蝶蘭の「2本立ち」「3本立ち」を贈るのも良いですが、中輪胡蝶蘭やミニ胡蝶蘭もおすすめです。
置き場を取らず、家に飾りやすいコンパクトサイズなので、個人的なお祝いにおすすめです!
長寿祝い・お誕生日などで親族や関係性が深い場合は、複数人で大輪胡蝶蘭の「2本立ち」「3本立ち」を贈る方も多くいらっしゃいます。
相場は個人的で贈る場合は5千円~1万円、複数人で贈る場合は1~3万円となります。
3. まとめ

胡蝶蘭は開店祝いや就任祝い、結婚祝いなどビジネスシーンでモプライベートシーンでもお祝いの花として人気です。日本では昔から奇数は縁起が良いとされており、その風習もあって、胡蝶蘭では「3本立ち」「5本立ち」など奇数の本数で種類が分かれています。
そして、ビジネスシーンでもプライベートシーンでも祝い時の贈り物の相場観や贈り先様との関係性などで贈る胡蝶蘭を「3本立ち」「5本立ち」にするか選ぶと決めやすいでしょう。
今回の記事が皆様の参考になれば幸いです。
お祝い胡蝶蘭の「人気ランキング」
■園主紹介

有限会社黒臼洋蘭園 代表取締役社長 黒臼秀之
胡蝶蘭一筋40年以上。 世界屈指の胡蝶蘭専門家として、多数のメディア出演を果たす。 日本最大級の胡蝶蘭専門農園を経営しており、栽培している胡蝶蘭は農林水産大臣賞をはじめとする多数の表彰を受ける。 近年では胡蝶蘭文化の浸透の為、SNSを積極的に活用し、胡蝶蘭の栽培方法などを発信している。